ペンタックス(PENTAX) デジタルカメラ X-5 クラシックブラック平成25年 5月 1日 作成

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概略

ペンタックスが製造・販売している、有効画素数1600万画素、光学26倍ズーム搭載、単3電池駆動デジタルカメラの製品レビューです。

製品パッケージ及び概観写真

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簡易製品仕様

メーカー名 ペンタックス(PENTAX)
型番 X-5BK
カメラ部有効画素 約 1600万画素
撮像素子 1/2.33型 CMOS
光学ズーム倍率 26倍
撮影距離範囲
(レンズ先端から)
標準=0.4m~∞(ワイド端)、1.5m~∞(テレ端)
マクロ=0.1~0.5m(ワイド端~ズーム域の中間部まで)
1cmマクロ=0.01~0.2m(ズーム域の中間部)
液晶モニタ− 3.0型、約46万ドット、上下チルト機構付き(上方約90度、下方約60度可動)
撮影/再生モード 撮影モード=29モード
再生モード=16モード
記録媒体 内蔵メモリー約 75.3MB
SD/SDHC/SDXCメモリーカード
電源 単3形電池4本
(アルカリ、リチウム、ニッケル水素充電池)
外形・寸法(mm) 約 120(幅)×86.5(高)×106.5(厚)
(操作部材、突起部を除く)
質量(g) 本体=約 507
撮影時=約 599(電池、SDメモリーカード含む)
同梱品 単3形アルカリ電池4本、USBケーブル、ソフトウェア(CD-ROM)、ストラップ、レンズキャップ
生産国 インドネシア

製品の特徴

26× ZOOM

彼方のターゲットを、あなたの目の前に。光学26倍ズーム

超広角22.3mm-超望遠580mm相当。

光学26倍ズームで、広大な風景も遠く離れた被写体も思いのまま。有効約1600万画素の高画質と裏面照射型CMOSイメージセンサー、高性能PENTAXレンズにより、あらゆるシーンでクリアな写真を撮影できます。

1cm MACRO

この距離でしか出会えない世界へ。1cmマクロ

最短で、1cmまで被写体に近寄って撮影できる1cmマクロを搭載。迫力ある写真を楽しめます。

16シーン自動認識オートピクチャー

カメラがシーンを自動的に認識して、最適なモードで撮影できます。

・風景 ・ポートレート ・夜景 ・夜景ポートレート ・標準 ・花 ・スポーツ ・キャンドルライト ・青空 ・夕焼け ・テキスト ・集合写真・ペット ・人物×青空 ・人物×夕焼け ・人物×逆光

デジタルフィルター

さらに写真の世界が広がるデジタルフィルター。

・白黒 ・セピア ・トイカメラ ・レトロ ・カラー ・色抽出 ・色強調 ・ハイコントラスト ・ソフト ・フィッシュアイ ・明るさ ・ミニチュア

3.0型大型チルト式液晶モニター

上方約90度、下方約60度可動する約46万ドットの高精細チルト式モニターを搭載。

単3形電池仕様

バッテリーは世界中で手にいれやすい単3形電池を採用。

リモートコントロール対応

ズーム操作も可能な防水リモートコントロールに対応。旅先やパーティでの記念撮影に便利です。

自動追尾オートフォーカス

ピントを合わせたらそのまま動きを追い続けます。

最大32人顔検出AF&AE

集合写真などに便利な、最大32人までの顔検出ができます。

スマイルキャッチ

笑顔になったら即撮影のスマイルキャッチを搭載しています。

小顔フィルター

撮影後にデジタルフィルターで顔を小さくする小顔フィルターを搭載しています。

スマイルキャッチ

笑顔になったら即撮影のスマイルキャッチを搭載しています。

ペット検出

犬や猫などのペットを検出して、カメラを見たタイミングで自動でシャッターを切ります。(3匹までペット登録可)

電子式動画手ぶれ補正 Movie SR

動画撮影時専用の電子式手ぶれ軽減機能で、手ぶれによる画像のズレを効果的に補正します。

D-Range(ダイナミックレンジ)設定

明暗差の大きいシーンのときに、白とび、 黒つぶれを補正できます。

Eye-Fi連動機能

Wi-Fi内蔵メモリーカード“Eye-Fi”に連動機能を搭載。

SDXCメモリーカード対応

高画質・長時間の記録に最適なSDXCメモリーカードに対応しています。

引用元:http://www.pentax.jp/japan/products/x-5/index.html

使用所感

カラーバリエーションは「クラシックブラック」と「クラシックシルバー」の2種類が販売されています。


一眼ライクなデザインで、個人的には「カッコイイ!」と思います。

カメラ本体全体

素材がプラスチック系なのですが、表面加工がされておりそれ程安っぽさはありません。又、グリップ部・レンズ周辺部にはラバー調の素材が取り付けられており工夫されています。

グリップ部
レンズ周辺部

カメラに詳しくない方でも簡単に撮影できる「オート撮影」から、シャッタースピードを変えたりと ちょっと凝った撮影ができる「マニュアル撮影」もできます。

何と言っても一番の売りは光学26倍だと思われ、光学5倍等のカメラとは違い別世界の写真が撮れます。

マクロ撮影においても、レンズ先端から1cmのところから撮れ、迫力ある写真が撮れます。


【光学レンズ】

装着されているレンズは、「smc PENTAX LENS 4.0mm - 104mm」。

ズームは1倍~26倍間が《22ステップ》となっており、液晶画面で表示がされた倍率が下記となっています。

「1× 1.1× 1.2× 1.5× 1.8× 2.3× 2.7× 3.2× 3.9× 4.6× 5.3× 6.0× 6.9× 7.6× 8.7× 9.8× 10.9× 12.5× 14.2× 16.7× 20.0× 23.9× 26.0×」


【オートファーカス】

非常に優秀。

ワイド端では非常に速いです。テレ端ではピントに迷う事がしばしばありました。


【画質】

ペンタックス製のデジカメは初めて使用したのですが、写りに関しては鮮やかで発色も良いと感じました。手持ちで現在使用しているキャノンのデシカメ「PowerShot SX160IS」と比較すると、画像が少し「ノイジー」な様に感じました。

CMOSセンサー採用で、ノイズが出にくいとの事でしたが、ISOが上がった時のノイズがちょっと気になります。ISO=400位でもノイズが目立つ様に感じました。ちょっと残念な点です。


ワイド端では全く気にならないのですがテレ端で記録した画像を見ると、少し「ぼやけた感」がありあます。


【動画】

フルハイビジョンで撮影でき、綺麗に撮影できます。しかし、撮影中にオートフォーカスは効かず 又、光学ズームができすデジタルズームのみとなってしまいます。音声についてもモノラルでの録音となります。光学ズームができ、ステレオ録音ができれば積極的に活用できそうなのですが...ちょっと残念です。

通常動画の他に、「早送り動画」・「ハイスピードカメラ動画」の撮影もでき、一風変わった動画が撮影でき、楽しいです。

早送り動画 = フレームレート:15fpsで録画、少しカクカクした動きの動画が撮影できます。

ハイスピードカメラ動画 = フレームレート:120fpsで録画、スローモーション動画が撮影できます。


【連写性】

高速連写ができます。

L/Hの2設定でき、Lでは5枚/秒「最大15枚」、Hでは10枚/秒「最大30枚」 連続撮影できます。

フル解像度での連写ができず、記録画素数が「5M」もしくは「4M(16:9)」固定になってしまします。


連写速度をイメージして頂きやすい様、シャッター音を録音してみました。

「H」設定時:3秒で30枚撮影

「L」設定時:3秒で15枚撮影

【起動性】

電源ボタンを押してから撮影可能になるまで約1秒程度で、特に不満はありません。


【携帯性】

重量が「約 600g」あり、大きさも「幅=120mm×高さ=86.5mm×厚み=106.5mm」あります。結構ごっついです。

さすがに通常のコンパクトデジカメの様に気軽に携帯と言うわけにはいかないですね~。(この手の製品に携帯性を求めてもいけないですねぇ。)


【操作性】

操作ボタンの配置も悪くなく、使いやすいです。

マニュアル操作時に露出・シャッタースピード値の変更が行える360度回転式の電子ダイヤル付いており、素早く操作できるので大変便利です。(再生モード時には拡大・縮小表示の操作ができる。)

アイコンで視覚的に容易にわかるように配慮されています。

操作ボタン部 1
操作ボタン部 2

液晶モニターでも設定方法等インターフェースも良くまとめられており解りやすく、特に取扱説明書を見る事無く行えると思います。


【ブリップ感】

中指に当たる部分に凹みが設けられており、右の指でガッチリと本体を掴め、非常に持ちやすいです。

グリップ部拡大

【液晶】

背面液晶は3.0型と大きく 又、約46万ドットある為、くっきり写り非常に見やすいです。しかし通常設定では明るすぎる為、液晶の明るさを最小にして使用しています。

液晶部

又、チルト機構(上方約90度、下方約60度可動)も搭載されているためローアングル・ハイアングル撮影時には威力を発揮します。

液晶部 可動

電子ビューファインダーにおいては、約23万ドットと解像度が低い?為、粗さが目立ちます。屋外で液晶が見にくい時等には、構図の上ではかなり重宝すると思います。


【手ぶれ補正】

シャッターを切る瞬間に手ぶれ補正機能が働いているらしく、カメラ内部で機械的に動いているのが手に少し伝わってきました。

効果に関しては、そこそこ効いている様です。(うまく表現できずすみません。)


手ぶれ補正に関してメーカHPの解説を引用すると、
『静止画撮影時においては、センサーシフト方式(SR=Shake Reduction)もしくはデュアル(SR×電子式併用)、高感度ぶれ軽減モードが、動画撮影時においては電子式(Movie SR)手ぶれ軽減機能があります。』

との事です。


【電源・バッテリー】

電池の持ちは非常に良いです。

とりあえず、手持ちのニッケル水素充電池で何枚撮影できるかテストしてみました。(アルカリ・リチウム電池に関しては使用する機会がありましたら後日掲載したいと思います。)

【撮影可能枚数】

└ 撮影条件=16M、★★★、液晶モニターON、フラッシュOFFにて実施。連続的撮影を行いました。

電池種類 メーカー公称値
CIPA規格に準じた測定条件による目安
実測値
アルカリ乾電池 約 330 枚 未測定
ニッケル水素充電池 eneloop
2000mAh
(min=1900mAh)
約 500 枚 約 1600 枚
東芝製
1550mAh
(min=1500mAh)
約 1300 枚
eneloop lite
(min=950mAh)
約 800 枚
リチウム電池 約 950 枚 未測定

単3形電池がグリップ部に4本。

電池収納部

【その他】

内蔵メモリが装備されており、容量は「約75.3MB」あります。おまけと言うか、SDカードを忘れた時の緊急避難用ですかね。画質を下げればかなりの枚数が撮れます。意外に助かる場面が出て来るかも?(最高画質だと約15枚程度撮影できます。)


フラッシュのチャージ時間も長く無く、1枚撮影後の記録中にチャージは完了しており、待ち時間無く次の撮影(発光)が行えます。


電池のフタが薄く 又、付け根のヒンジ部も緩く心許ない。一番初めに壊れないかとちょっと心配です。


実際には使っていませんが、別売りのリモコンが使える様です。(ペンタックス製 防水リモートコントロール 型番:O-RC1)

総評

カメラ本体の大きさ・重さが苦にならなければ「おすすめ!!」


細かな不満はあるものの、約15000円で光学26倍・手ぶれ補正・チルト液晶・高速連写等々、大変良くできた素晴らしいカメラだと思います。画質的にも満足しております。


ワイド端が22.3mmからと、画角を広く捉える事ができるので、風景写真等にうってつけだと思います。


デジタルフィルターも数多く用意されており、いろいろと遊べるカメラだと思いました。


バッテリーの持ちが大変良く、エネループ(lite)でも約800枚の撮影が可能でした。(テストで比較的連続的に撮影を行いましたが。)

又、単3仕様で急場凌ぎにも対応できるので有難いです。予備電池もリチウムイオン専用電池と比較しても安価で購入する事ができるので、お財布にも優しいです。

個人的にはバッテリーが単3仕様のカメラが好みで、カメラを選ぶ時には条件の一つとなったりしています。フラッシュチャージ時に少し時間がかかったりと、リチウムイオン電池に比べると性能面では劣るみたいですが、安価で容易に手に入れる事ができ 又、汎用性もあるので非常に重宝します。(電池自体の性能も年々上がっていているみたいですし。)


本格派の方には物足りなさを感じる事でしょうが、個人的に非常に満足度の高い商品となりました。


-使用していて良かった点-

液晶の解像度が高く、ピントが合っているのかがよく分かる。

チルト機構が思ったより活躍の場が多く重宝している。

10枚/秒、最高30枚撮影可能な高速連写。(記録画素数が「5M」もしくは「4M(16:9)」固定にされてしまいますが。)


-使用していて悪かった点(改善して欲しい点)-

電子ビューファインダーの解像度を上げて欲しい。(解像度が上がれば積極的に使いそう。)

連写時にフル解像度で記録できる様にして欲しい。

絞りが細かく設定できない。(ズームの位置によって値は異なるが、2段階切り替えのみ)

レンズ部にねじ山を切って、フィルター等を取り付けられる様にして欲しい。

電池のフタ部をもっと頑丈にして欲しい。

その他

商品詳細(ペンタックス HP)

最後までお読み下さり ありがとうございました。記事はここ迄です。

尚、本記事は作成から「5年以上」経過しています。

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購入情報(自身購入時の情報及び販売店サイトへのリンク)

購入日
平成25年 4月 頃
購入場所
Joshin web(楽天)
購入金額
16300

PENTAX X-5 クラシックブラック 1,600万画素 超広角-超望遠ズームレンズ 単3型電池仕様 デュアル手ぶれ補正 高速連写 X-5 CLASSIC BLACK 12764

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