(旧製品レビュー) コニカミノルタ デジタルカメラ DiMAGE Xg平成26年 8月 23日 作成
概略
コニカミノルタが製造・販売していた、薄型・小型・軽量ボディに、レンズの出ないフラットズーム(光学3倍)を搭載した320万画素コンパクトデジタルカメラ「DiMAGE Xg」の製品レビューです。(生産終了品。)
製品パッケージ及び概観写真
簡易製品仕様
メーカー名 | コニカミノルタ |
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型番 | DiMAGE-Xg |
効画素数 | 320万画素 |
撮像素子 | 1/2.7型インターラインCCD、原色フィルター付き |
撮像感度(ISO) | AUTO(ISO50~160相当)、ISO50、100、200、400 相当 |
開放絞り値 | F2.8~F3.6 |
焦点距離 | 5.7~17.1mm(35mmフィルム換算で37~111mm相当) |
記録媒体 | SDメモリーカード、マルチメディアカード(MMC) |
液晶モニター | 1.6型 デジタルインターフェースTFTカラー、画素数=8.5万画素 |
使用電池 | 専用リチウムイオン電池 |
サイズ(mm) | 幅=85.5×高さ=67×奥行き=20 |
質量(g) | 約 120(電池、記録メディア別) |
標準付属品 | SDメモリーカード(16MB)、リチウムイオン電池NP-200、充電器BC-700、ハンドストラップHS-DG130、USBケーブルUSB-500、ディマージュビューアー(CD-ROM) |
生産国 | インドネシア |
製品の特徴
レンズが出ない「フラットズーム」、薄型・軽量のコンパクトボディ
カメラに入ってきた光を90度曲げてボディ内で縦方向にズーミングするという、DiMAGE Xシリーズの特徴である独自の屈曲光学ユニットを搭載。光学3倍ズームを備えながら、携帯時・使用時ともに20mm の薄型のフルフラットデザインです。約120g(電池・記録メディア別)のコンパクトボディで、抜群の携帯性を発揮します。また、撮影時にもレンズが出ない「フラットズーム」なので、起動が速いのはもちろん、窓越しの撮影時に窓ガラス面にくっつけて撮影したり、人物やペットなどの撮影時に被写体を身構えさせることなく撮影することが可能です。
選べる3種類のボディカラー
丈夫で軽く高品位なアルミ合金のボディ外装に、縦吊りの似合うシンプルでスタイリッシュなデザインを採用。ボディカラーにはシャンパンシルバー、マリンブルー、スイートレッドの3種類のバリエーションを用意しました。
世界最速約0.8秒の「ジェットスタート」
電源ONから撮影スタンバイ状態になるまでわずか約0.8秒という世界最速の高速起動「ジェットスタート」を実現しています。カメラを取り出してすぐに使うことができ、さらにレリーズタイムラグ0.06秒と、シャッターチャンスを逃しません。
さっと撮ってすぐに見られる簡単・快適オペレーション
操作のしやすいモードダイヤルにより、簡単・瞬時に撮影・再生・動画/音声・シーンセレクターのモード切替ができます。また、クイックビュー/消去ボタンにより、撮影直後の画像確認や不要な画像の消去が容易に行えます。
最適な撮影モードを自動選択する「フルオートシーンセレクター」
撮影シーンをカメラが判別して、「ポートレート」「スポーツ」「風景」「夕景」の中から最適な撮影モードを自動選択する「フルオートシーンセレクター」を搭載。複雑な設定をすることなく簡単にきれいな画像が撮影できます。撮影モードは手動で選択することも可能で、その場合は夜景をバックにした人物撮影に有効な「夜景・夜景ポートレート」モードへの切り替えもできます。
3.2メガピクセルCCD、独自の画像処理技術「CxProcess II」による高画質
有効画素数3.2メガピクセルCCDを搭載。コンパクトボディながら、プリント出力では150dpiでB4サイズ相当、銀塩写真並みの300dpiの高解像度出力では2Lサイズまでの出力が可能です。また、上位機種の「DiMAGE A2」などにも搭載し定評のある、独自の画像処理技術「CxProcess II」を採用、透明感のある、人間の記憶色に近い忠実で自然な色を再現します。
すぐれた描写力と幅広い撮影領域を持つ、独自の光学3倍ズームレンズ
独自の屈曲光学ユニットによる光学3倍ズームレンズは、両面非球面レンズ2枚を含む5面の非球面レンズを採用し、すぐれた描写力を実現しています。焦点距離は37~111mm相当(35mmフィルム換算)と幅広い撮影領域で、さらに最大4倍までのシームレスデジタルズームにより、光学ズームと合わせて最大12倍(444mm 相当)までの撮影が可能です。
また、広角から望遠までズーム全域でマクロモードへの切り替え操作なしで15cmまで近づける、オートマクロ機能を備えています。
夜景撮影時に効果的な「スローシャッターノイズリダクション」
通常撮影時に輝度ノイズの低減を行うノイズリダクションに加えて、長時間露光時に発生しがちな粒状ノイズを低減する「スローシャッターノイズリダクション」を搭載しました。最長4秒のスローシャッターを使用しての夜景撮影時などで、暗部の締まった美しい画像が撮影できます。
「ナイトムービー」などの充実した動画撮影機能
メモリーカードの容量いっぱいまで長時間の音声付き動画撮影ができる「ロングムービー」機能を備えています。また、夜間や暗い場所でも撮影できる「ナイトムービー」を新たに搭載。さらに、通常の15フレーム/秒モードと、よりなめらかな動画が撮れる30フレーム/秒モードの切り替えも可能です。
カメラ内で動画・静止画の編集が可能
カメラ内で、撮影済みの動画から静止画や動画の一部を切り出す編集作業が可能です。静止画の切り出し時には、前後15秒の音声を同時に切り出すこともできます。また、撮影済みの静止画の必要な部分だけを切り抜いて、別ファイルとして保存する「トリミング」機能も備えています。
多彩な音声録音機能
撮影直後にコメントなどを付加できる「ボイスメモ」機能と再生画面を見ながら録音できる「アフレコ」機能(いずれも最長15秒)、最長約180分*の音声録音ができる「ボイスレコード」機能を搭載しています。撮影場所などの情報をメモとして録音したり、打ち合わせの内容を記録したり、さまざまなシーンに利用できます。
アイデア次第で楽しめる撮影機能
画像合成:あらかじめ撮影した画像の一部に、位置・形・サイズを指定して別の画像を合成撮影する機能。オリジナルカードや名刺づくりなど、アイデア次第でいろいろと楽しめます。
マルチフレームショット:シャッターボタンを1回押すと自動的に9カットを連続撮影、1フレームに並べて記録する機能。人物の表情や動きの変化を1枚の画像で見せることができます。
その他の便利な機能
PCカメラ機能:パソコンとUSB接続して、画像入力用カメラとして利用できる機能。Microsoft NetMeetingなどのソフトウェアによりTV電話としての利用も可能です。
PictBridge対応:USBケーブルでPictBridge対応プリンタと直接接続するだけで、パソコンを介することなくプリントが可能です。
日付写し込み機能:撮影した日付や時刻を画面上に写し込むことができます。また、DPOFでの日付プリント機能にも対応しています。
低消費電力のスタミナ設計
低消費電力のスタミナ設計なので、電池容量を気にせず1回の充電で約220枚の撮影が可能です。また、連続撮影時には約2300枚の撮影が可能です。
多彩な別売りアクセサリー
別売アクセサリーとして、持つ方の好みに応じて選べる、縦吊りデザインにマッチしたケースやストラップも豊富にそろえています。
引用元:http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0213_04_01.html
使用所感
本体外観。
ホワイトバランス、ISOは任意に設定出来ますが、シャッタースピードや絞りの設定は出来ませんが、最適な撮影モードを自動選択する「フルオートシーンセレクター」が搭載されています。
気軽にパシャパシャと撮るオートカメラです。
【画質】
画素数は320万画素。
撮影した画像を見るとクッキリとした印象。色もよく再現されていると思います。
【携帯性】
薄型、軽量な為、携帯性は抜群です。
胸ポケットに入れても全く苦になりません
【バッテリー】
バッテリーも持ちはそれほど悪くは感じません。
フラッシュを使わない場合は300~400枚程度、撮影出来ます。
【液晶】
最近の機種の3.0型と比較すると小さいく感じる「1.6型」。
画素数も「8.5万画素」と少ないので荒く感じます。(構図を図るぶんには十分ですが。)
【動画機能】
15フレーム/秒、30フレーム/秒の2パターンから選べます。(サイズは「320×240」)
【その他】
PCカメラ・ボイスレコーダーとしても使用出来ます。
光学式ファインダーも搭載されていますので、日差しが強く液晶が見えにくい時には大変便利。
- 気になった点 -
AF時に「カリカリ」と機械的な音が少し耳障りな事。
サンプル写真
サンプル動画
web掲載の便宜上、動画ファイル形式を「.mov」ファイルを「.mp4」へ変換しています。
総評
2005年発売の商品の為、手ぶれ補正機能や高動画機能は搭載されていませんが、携帯性も良く今なお魅力的なデジタルカメラです。
「撮りたい!!」と思った瞬時にポケットからサッと出し、電源ON→シャッターを切るという動作が快適に行えるデジタルカメラだと思います。
その他
製品情報(コニカミノルタ HP「ニュースリリース」)
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購入情報(自身購入時の情報及び販売店サイトへのリンク)
- 購入日
- 平成17年 頃
- 購入場所
- amazon.co.jp
- 購入金額
- 約 15000
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