(旧製品レビュー) 富士フイルム デジタルカメラ FinePix4500平成26年 8月 24日 作成
概略
富士フイルムが製造・販売していた、軽くて薄型デジタルカメラ「FinePix 4500」の製品レビューです。(生産終了品。)
製品パッケージ及び概観写真
簡易製品仕様
メーカー名 | 富士フイルム |
---|---|
型番 | FinePix4500 |
有効画素数 | 240万画素 記録画素数=ハニカム信号処理最大432万画素 |
撮像素子 | 1/1.7型 スーパーCCDハニカム 原色フィルター |
レンズ | スーパーEBCフジノンレンズ |
記録メディア | スマートメディア |
記録画素数(ピクセル) | 2400×1800、1280×960、640×480 |
撮影感度 | ISO200 相当 |
焦点距離 | f=8.3mm(35ミリカメラ換算約36mm相当) |
撮影可能範囲(cm) | 通常=約 50~無限遠 マクロ=約 6~50 |
絞り値 | F2.8/F9.8(自動切り替え) |
液晶モニター | 1.8型 カラー液晶モニター、11万画素 |
電源 | 単3形ニッケル水素電池/単3形ニカド電池 2本 |
本体外形寸法(mm) | 幅=85.5×高さ=71.0×奥行き=31.0(突起部含まず) |
本体質量(g) | 約 155(撮影時=約 210) |
付属品 | 単3形ニッケル水素電池、充電器、ハンドストラップ、専用A/Vケーブル、使用説明書、保証書 |
生産国 | 日本 |
製品の特徴
「スーパーCCDハニカム」搭載、記録画素数最大432万画素の超高画質を実現
1/1.7型「スーパーCCDハニカム」(総画素数ハニカム配列240万画素)を搭載。
ハニカム信号処理により記録画素数最大432万画素の超高画質を実現。
「スーパーCCDハニカム」搭載により、感度、ダイナミックレンジ、S/N、色再現性など、デジタルカメラの高画質化に欠かせない基本性能が大幅に向上。ISO感度200の高感度を実現。
定評のある「シーン自動認識AWB&AE」の精度をさらに向上。様々な条件下でも常に最適なホワイトバランスと露出での撮影が可能。
新開発の小型で明るいスーパーEBCフジノンレンズを搭載。
超小型・超軽量・超薄型のスタイリッシュボディ
様々な部品の小型化や超薄型レンズの開発、3次元設計、高密度実装技術等により、超小型・超軽量・超薄型を実現。
携帯しやすい高品位なスクウェアフォルムデザイン。ボディーは剛性に優れたアルミニウム/マグネシウム合金、軽量で手になじむ質感の良さと堅牢性を実現。
レンズをゴミや傷から保護。高い信頼性と機能美を追求した金属製電動レンズカバー搭載。
その他の機能
多彩な撮影・再生機能
ハニカムならではの滑らかなデジタルズームで、最大デジタル3.75倍のズームアップが可能。さらにマクロモード(最短被写体距離が6cm)で幅広い撮影が可能。
充実のオート機能(オートフォーカス、オートホワイトバランス、オートストロボ)に加えて、露出補正ができるマニュアル機能も装備。インターネットでの利用に便利なVGAサイズでの撮影も可能。
撮影した画像を簡単にチェックできるマルチ再生(9画面)、自動再生(オートプレイ)、大きく再生して確認できる再生ズーム(最大15倍)等の再生機能を満載。
パソコンレスでファイルのデータ容量を小さくすることができるリサイズ機能搭載。2400×1800、1280×960の静止画のみリサイズ可能)
バランスのよい構図での撮影が可能なベストフレーミング機能搭載。
音声付き動画撮影機能搭載
320×240ピクセル、毎秒10フレームで最長約80秒の音声付き動画を撮影、再生可能。Motion JPEG方式(AVI形式ファイル)の記録なので、パソコンでもQuickTime3.0以降で簡単に再生。
高速画像処理を実現
専用ASIC(Application Specific Integrated Circuit)の搭載と画像処理回路のチューニングにより、起動時間を約1.5秒、撮影間隔を最短で約1秒まで大幅に高速化。クラス最高速レベルの高速処理で、電源スイッチONから撮影、再生までストレスのない操作が可能。
快適な操作性を追求した充実の機能
電源には、経済的な単3形ニッケル水素電池(付属)またはニカド電池(別売)を2本使用。
屋外でも見やすい高精細1.8型11万画素カラー液晶モニター搭載。
光学ファインダー、ビデオ出力端子を搭載。
多彩なPC接続
業界標準規格準拠
業界標準フォーマットDCF(Design rule for Camera File system)準拠。
引用元:http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj682.html
使用所感
本体外観。
【画質】
PCで等倍でみるとノイズが少し気になりますが、色味・発色共に個人的には素晴らしいと思います。(ノイズは印刷すると全く気にならないレベルになります。)
サイズ的にもL版プリントやweb掲載等には全く問題無いと思われます。
【携帯性】
少し本体厚みがありますが、携帯性は良い方ではないでしょうか。
【バッテリー】
エネループを使えば200枚以上は撮れます。
記録メディアのスマートメディアの最大容量が128MBなので、容量一杯までは余裕でバッテリーは持ちます。
【液晶】
最近の機種の3.0型と比較すると小さいく感じる「1.8型」。
画素数も「11万画素」と少ないので荒く感じます。(構図を図るぶんには十分ですが。)
明るいと屋外ではかなり見難くなります。
【操作性】
マニュアル操作が出来なりフルオートカメラなので、撮影時には特に操作を必要としないので、不満に思うところはありません。
【その他(気になる点・不満な点)】
動画性能が酷。おまけ程度と考えたほうがよいです。記録サイズが320×240ピクセルで、10フレーム/秒、最長約80秒。
電池・メディの蓋が貧弱。
再生時の拡大・縮小表示が遅い。
記録メディアがスマートメディア。
総評
記録メディアであるスマートメディアが廃れていった事もあり、お蔵入りになっていたデジタルカメラ。
富士フイルムの独特な色みが好みで、長らく使用していました。
SPEC表を見て「おっ!」と感じたところが、CCDのサイズが「1/1.7型」となっており、単純に比較は出来ませんが、現在のコンパクトデジタルカメラよりもサイズが大きい事です。
センサーサイズが大きいとノイズが少ない・解像度が高い等々言われていますので、本カメラもその恩恵を受けており、綺麗な画質になっているのでしょうか?
因みに、現在販売されているコンパクトデジタルカメラの多くが「1600万画素位で1/2.3型(CMOS)」を搭載しています。
本製品は、CCD有効画素240万画素に対して、記録画素がハニカム信号処理により432万画素にアップさせる事も特徴の一つとして挙げられます。
擬似的なもの?でよくは分かりませんが、400万画素搭載のCCDの解像度よりも落ちると考えたほうがよさそうです。
機能面では、AFも意外と速いです。起動も速くキビキビと動く印象です。
電源も単3型電池仕様と言う事もあって、今でも現役で使える(ギリギリ)デジタルカメラの様に感じました。
しかしながら、デジタルカメラの進歩の凄さを感じる今日此頃です。
その他
製品情報(富士フイルム HP「ニュースリリース」)
「FinePix4500の主な仕様」 (富士フイルム HP)
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購入情報(自身購入時の情報及び販売店サイトへのリンク)
- 購入日
- 平成15年 頃
- 購入場所
- 近所の家電量販店
- 購入金額
- 約 30000
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