(旧製品レビュー) カシオ デジタルカメラ EX-P505平成26年 9月 3日 作成
概略
カシオが製造・販売していた、VGAサイズ・秒間30フレーム・MPEG-4準拠の本格ムービー機能を搭載したデジタルカメラ「EX-P505」の製品レビューです。(生産終了品。)
製品パッケージ及び概観写真
簡易製品仕様
メーカー名 | カシオ |
---|---|
型番 | EX-P505 |
有効画素数 | 500万画素 |
撮像素子 | 1/2.5型正方画素原色CCD |
記録フォーマット | 静止画=JPEG 動画=AVI形式MPEG-4準拠 |
記録媒体 | SDメモリーカード/MMC 内蔵フラッシュメモリー=7.5MB |
記録画素数(ピクセル) | 静止画=2560×1920、2560×1712(3:2)、2048×1536、1600×1200、1280×960、640×480 動画=640×480、320×240 |
レンズ | 非球面レンズを含む8群10枚 F3.3~F3.6 |
ズーム | 光学=5倍、デジタル=8倍(光学ズーム併用時40倍) |
撮影可能範囲(cm) | 静止画=標準:約4~∞、接写:1~50(W) 動画=標準:約10~∞、接写:1~50(W) |
絞り値 | 6段絞り:F3.3~F7.4 |
感度設定 | 静止画=オート、ISO50、ISO100、ISO200、ISO400 動画:オート(ISO100~ISO1600) |
液晶モニター | 回転式2.0型TFTカラー液晶 84,960(354×240)画素 |
電源 | 専用リチウムイオン充電池 |
本体外形寸法(mm) | 幅=98.5×高さ=55.5×厚さ=73.5(突起部除く) |
本体質量(g) | 約 215(電池・付属品含まず) |
付属品 | リチウムイオン充電池、急速充電器、USBケーブル、AVケーブル、ストラップ、レンズキャップ、キャップホルダー、レンズフード、CD-ROM、取扱説明書 |
生産国 | 日本 |
製品の特徴
写真撮影機能-500万画素&マニュアル撮影
美しさ求めるための500万画素CCD。そして、表現するための本格的なマニュアル撮影機能。さらに一歩進んだ写真表現を可能にします。
ムービー撮影機能-超高画質MEPG-4準拠の”ハイクオリティムービー”
VGAサイズ(640×480pixels)、秒間30フレーム、MPEG-4準拠の本格ムービー機能を搭載。徹底した高画質処理により、高品位な画質と長時間の撮影を実現しました。また、ノイズ軽減フィルターの搭載により、再生時に気になる動画特有のノイズを大幅に低減しています。
高性能を凝縮したコンパクトな形状
気軽に持ち歩けて、手のひらに乗るコンパクトなサイズに、高性能を凝縮。手にしっかりと収まるグリップや、さまざまな撮影アングルにも対応できる回転式2.0型大画面液晶、手を持ち替えずに押せるボタン配置など、あらゆる場面で撮影しやすさを追求しました。
液晶を開けばすぐに電源ONする親切設計です。しかも、回転・反転も自由自在。ハイアングルからローアングルまで、撮影状況に応じて、自由な撮影ポジションが可能です。表情をチェックしながらの自分撮りも簡単です。
高性能EXILIMエンジン搭載
カシオの独自技術を駆使した画像処理プロセッサー“EXILIMエンジン”を搭載。高画質・ハイスピード・省電力・超小型性能を高いレベルで兼ね備え、撮影から再生まで、EX-P505の高性能をサポートしています。
安心の長電池寿命設計
EXILIM独自の“パワフルバッテリー”と“EXILIMエンジン”により、業界最高水準の省電力化を実現。写真撮影で約220枚、ムービー撮影も約2時間という驚きの長時間撮影を可能にしています。撮影時の心配を大きく軽減する安心設計です。
光学5倍ズーム&1cmマクロ撮影機能
写真撮影時はもちろん、ムービー撮影時にも光学5倍ズームが可能。デジタル8倍ズームと併用すれば、最大40倍までのズーム撮影が可能です。また約1cmまで被写体に近づくマクロ撮影機能も搭載。写真に、ムービーに、自分の思い描く作品撮りに威力を発揮します。
撮りたい瞬間をのがさないクイックレスポンス
驚きの高速起動・約0.8秒、レリーズタイムラグ約0.01秒というEXILIMならではの高速性能を実現。撮りたい瞬間を逃さずとらえることができます。
引用元:http://casio.jp/dc/products/ex_p505/
使用所感
本体外観。
【画質】
「静止画」
少しノイズが少し気になりますが、色味・発色共に個人的には好み。
キャノンのデジタルカメラと比較すると、シャキッとしたビビット感が無いように感じました。
「動画」
ビデオカメラと比較するとやっぱり画質は落ちます。(ビデオカメラと比較するのは酷な話ですが...。)
最高画質で、ビットレートが「約4.2Mbit/秒」でフレームレート「30フレーム/秒」で撮影できます。
【携帯性】
小型で軽量なのですが、レンズ部がせり出ているので携帯性はちょっと悪いかなぁ。
【バッテリー】
長時間撮影を謳っているだけあって、バッテリーの持ちは大変良い。
メーカー公称値は、「写真撮影で約220枚、ムービー撮影も約2時間」という事を謳っています。写真は400~500枚程度撮影でき、動画は2GBのメモリーカードがいっぱいになるまで撮影が問題無く出来ます。(動画はメモリー上限の2GB=約1時間の撮影。)
【液晶】
回転式の2.0型の液晶モニターを搭載しています。
画素数も「8.5万画素」。(ファインダーを搭載していないので、もう少し画素数が欲しいところ。)
【操作性】
背面操作ボタン類は至って普通。
レンズ鏡胴側面に「マクロモード切替ボタン」と「EXボタン」が搭載されています。「EXボタン」が結構便利で、EX撮影中に使用頻度の高い機能を呼び出す事が出来ます。
【レンズ】
光学5倍ズームを搭載。
現行モデルで本機種の様な形状をしていると更に高倍率のレンズを搭載しているのですが...。販売時期が2005年という事で光学5倍でとどまっています。
レンズ先端から「1cm」のマクロ撮影が強力で、迫力のある被写体の撮影が可能。
因みに、レンズはズームにより長さが変わる事が無い「インナーズーム式」となっています。(ズーム動作はもっさりとしています。)
静止画 サンプル
動画 サンプル
Web掲載の便宜上「.avi」ファイルを「.mp4」へ変換しています。
手持ち撮影で手ぶれ補正機能が搭載されていないので、ぶれぶれ。
ズーム時のメカ音がどうしても入ってしまいます。
動画のフォーマット変換には、ペガシス社の「TMPGEnc 4.0 XPress」を使用しました。
総評
レスポンスが良く、マニュアル撮影も充実しており、撮影していて楽しいカメラです。
しかしながら、やっぱり本機種は一番の魅力は動画撮影ではないでしょうか。
動画撮影は充実していて、動画撮影中のズームができオートフォーカスも効き、音声もステレオで録音できます。撮影サイズは640×480ピクセルとなっており、フルハイビジョン時代の今となっては物足りなさを感じるかもしれませんが、メモ的にムービーを撮影する分にはファイルサイズもそれほど大きく、調度良い気がします。
因みに、MPEG-4準拠と銘打ってますが、撮影した動画のファイル拡張子は「.mp4」ではなく、「.avi」形式です。 調べてみると、Microsoft社が開発したコーデックを使用している様で、ファイルフォーマットは「Microsoft-MPEG4 Ver.2」となっていました。
動画撮影機能で特徴的な機能が「パストムービー」です。シャッターボタンを押した5秒前に遡った時点から記録が開始出来ると言う機能です。これにより、決定的瞬間をまず撮り逃す事も無く撮影が出来ること間違いなし!?
メモリーカードの制限(SDHC未対応)で、2GB迄のSDカードしか使えませんが、その2GBのSDカードでも、静止画は約1000枚・動画は約1時間撮影が出来るので、実用面においは問題無いと思われます。(静止画・動画共に最高画質にて。)
その他
製品情報(カシオ HP)
最後までお読み下さり ありがとうございました。記事はここ迄です。
尚、本記事は作成から「5年以上」経過しています。
記事作成当時と現在の状況等により内容が適切でない場合があります。また、リンク切れが生じている場合もあります事を予めご了承下さい。
お気に入りに登録しますとお気に入り記事を一元管理でき、再度閲覧したい場合等 容易に記事を探し出す事ができますのでご活用下さい。
下段にはコメントを掲載しております。
広告バナー
購入情報(自身購入時の情報及び販売店サイトへのリンク)
- 購入日
- 平成18年 頃
- 購入場所
- NTT-X Store
- 購入金額
- 約 25000
コメント
頂いたコメントを下記に掲載しております。更に下部にはコメント投稿フォームを設けております。
注意事項を確認・了承した上、コメント投稿お願いいたします。
注意事項に該当するコメントにつきましては、事前告知なしに投稿したコメントの削除を行う場合があります。
予めご了承下さい。
- 記事内容と無関係なコメント
- 公序良俗に反するコメント
- 個人情報や法令違反を含むコメント
- その他、管理者が不適切と判断したコメント
現在 頂いているコメントはありません