(旧製品レビュー) 富士フイルム デジタルカメラ FinePix4800Z平成26年 11月 4日 作成

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概略

富士フイルムが製造・販売していた、1/1.7型スーパーCCDハニカム・光学3倍ズームを搭載した縦長デザインのデジタルカメラ「FinePix 4800Z」の製品レビューです。(生産終了品。)

製品パッケージ及び概観写真

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簡易製品仕様

メーカー名 富士フイルム
型番 FinePix4800Z
有効画素数 総画素数ハニカム配列の約240万画素
有効画素数ハニカム配列の約216万画素
撮像素子 1/1.7型 スーパーCCDハニカム 原色フィルター
レンズ スーパーEBC光学式3倍ズームレンズ
記録メディア スマートメディア
記録画素数
(ピクセル)
2400×1800、1600x1200、1280×960、640×480
ハニカム信号処理により最大約432万画素
撮影感度 ISO 125/200/400 相当
焦点距離 f=8.3mm~24.9mm(35mmカメラ換算36mm~108mm相当)
撮影可能範囲
(cm)
標準=約 60~無限遠
マクロ=約 20~80
フォーカス オートフォーカス(マクロ切り替えあり)/マニュアルフォーカス
絞り値 F2.8~4.5/F7.0~10.8 自動切り換え
露出補正範囲 -1.5~+1.5EV(0.3EVステップ)
液晶モニター 2型 低温ポリシリコンTFTカラー液晶モニター 13万画素
電源 専用充電式リチウムイオンバッテリー(NP-80)
本体外形寸法
(mm)
幅=80×高さ=97.5×奥行き=36.3(突起部含まず)
本体質量(g) 約 258(撮影時=約 300)
付属品 PictureCradle (ピクチャークレードル)、リチウムイオンバッテリー NP-80、専用A/Vケーブル、ACパワーアダプター、専用USBケーブル、CD-ROM、使用説明書、保証書、ハンドストラップ
生産国 日本

製品の特徴

記録画素数最大432万画素の高画質

1/1.7型「スーパーCCDハニカム」(総画素数:ハニカム配列の240万画素)を搭載。独自の画像処理技術により、ダイナミックレンジ、S/N、色再現性など、高画質化に欠かせない基本性能と記録画素数最大432万画素をバランス良く実現。

スーパーEBCフジノン光学式3倍ズームレンズを搭載、ズーム全域にわたってゴーストやフレアのほとんどない、ハイビジョン・カメラ用レンズをも上回る高い解像力と抜けのよい極めてクリアな描写力を実現。35mmカメラ換算:36mm~108mm相当で広角から望遠まで幅広い撮影が可能。

画質劣化が少ないハニカムズームでメガピクセル時5.6倍まで美しくズームアップ可能。

定評のある「シーン自動認識オートホワイトバランス&AE」の精度をさらに向上。様々な条件下でも常に最適なホワイトバランスと露出での撮影が可能。

6種類のホワイトバランス、3種類のISO感度、フォーカス、3段階のシャープネス、5段階のストロボ光量補正、11段階の露出補正等多彩なマニュアル撮影機能搭載。多重露光も可能。

人物、風景、夜景、モノクロシーンに最適な「SP(シーンポジション)撮影モード」搭載。

ポルシェ デザイン社による斬新でスタイリッシュな縦型ボディ

ポルシェ デザイン社による高品位で斬新なこだわりの縦型ボディ。FinePixが誇る高密度実装技術と、機能を重視しつつ理論や数値では計れない部分にまで徹底的に美しさを追求するポルシェ デザインのポリシーがシンクロし、多彩な高機能を搭載した超小型・超軽量・超薄型の美しいボディを実現。

便利な機能

音声付き動画撮影機能

320×240ピクセル、毎秒10フレームで連続最長約80秒の音声付き動画を撮影可能。本体に再生用スピーカーを内蔵しているので、動画を再生しながら音声を聞くことが可能。Motion JPEG方式で記録しているのでパソコンではQuickTime3.0以上で再生可能。

ボイスレコーディング機能

会議などの音声を1回につき最長約30分まで連続して音声を録音できる機能。保存ファイル形式はWAVE形式で本機再生もしくはWindows、Macintosh共にOS付属のアプリケーションで再生可能。

ボイスメモ機能

AUTOモードで撮影直後に、その場でその画像に対して最長約30秒間の音声メモを録音可能。保存ファイル形式はWAVE形式で本機再生もしくはWindows、Macintosh共にOS付属のアプリケーションで再生可能。

PCカメラ機能

パソコンのマイクとスピーカーも使用し、インターネットに接続して1対1のテレビ電話が可能な「PictureHello」に対応。また、カメラをパソコンと接続してハードディスクに直接動画を記録するパソコンカメラとして使用可能。

軽快な操作性

CCDからの読み出しスピードの高速化と画像処理スピードの向上で撮影間隔約1秒の快適な撮影を実現。起動時間も約2秒で、構えてすぐに撮影できる高速応答性を装備。

連写機能

全画素数モードで0.2秒間隔、3コマまでの高速連写、連写画像は選択して記録が可能。

業界標準規格準拠

業界標準フォーマットDCF(Design rule for Camera File system)準拠。DPOF(Digital Print Order Format)による簡単操作のプリント注文が可能。さらにお好みの部分を拡大トリミングしてのプリント注文も可能。

引用元:http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj730.html

使用所感

【外観・デザイン】

FinePix4800Z 外観 1
FinePix4800Z 外観 2

【画質】

FujifilmのハニカムCCD搭載のデジタルカメラに言える事なのか、PCで閲覧するとノイズが結構目立ちます。(印刷すると気にならないレベルになります。)

全体的に鮮やかな発色でメリハリが効いている感じで良いのですが、ワイド端でのレンズ歪みが少し大きい様に感じます。


【携帯性】

本体サイズが「80×97.5×36.3」、重量が「300g」あるので、それほど良くはなく、気軽にポケットというわけにはいきません。

FinePix4800Z 本体大きさ

【バッテリー】

非常に悪いです。100枚程度でバッテリー切れします。

128MBのスマートメディアでも最高画質で74枚しか撮影出来ないので、メディアとバッテリー両交換で良しという事でしょうか...。

充電に関して、付属のグレードルに本体を置く事で充電する事が可能となっており、大変便利な仕様となっています。ACアダプターを本体に直接挿して充電する事も可能です。

このグレードルとPCをUSBケーブル接続しておくと、データのやり取りや、データの閲覧(ソフトウェアのインストール要)が可能となります。

FinePix4800Z 専用リチウムイオンバッテリー

【液晶】

当時は、「2型、13万画素」という事で結構綺麗でしたが、現在のデジタルカメラと比較するとやっぱり荒く見えてしまいます。

今では珍しい「実像式光学ファインダー」を装備されているので、日差しが強く液晶が見えづらい時には活躍してくれます。

FinePix4800Z 液晶・光学ファインダー部

【操作性】

操作性は良いと思います。

撮影時の操作は、右手親指でほぼ完結できる操作性。

FinePix4800Z 操作ボタン類

【その他】

今では珍しい「PCカメラ機能」なるものも備わっています。

又、音声のみを録音する「ボイスレコーディング機能」も搭載しています。(WAVE形式)


以前レビューをおこなった「FinePix4500」と同様にCCDのサイズが「1/1.7型」となっています。コンパクトデジタルカメラでは珍しい大きめのCCDが搭載されているのも特徴の一つです。


「超小型・超軽量・超薄型」と謳っており、発売当初は実際にその様だったかもしれませんが、現在に至っては大きい部類に入ってしまうのではないでしょうか。

しかし、縦長デザインと個性的で目を引くもの?があります。

金属個体の為、高級感があるのも良いですね。

総評

「スーパーCCDハニカム」は、有効画素数240万画素に対して、記録画素数最大432万画を記録できると特徴を持った製品でした。ソフトウェア的に補完しているのか詳細はわかりませんが、とても綺麗な写真が撮れるので、大変気に入っていたデジタルカメラです。


記録メディアが、今は消滅してしまった「スマートメディア」のみの対応なので、最大で128MB。最高画質で74枚しか撮影出来ないので、沢山写真を撮るときには困った製品です。又、バッテリーの消費が激しいのも難点。

しかし、撮影した画像を見るとハッとするほど綺麗な写真が撮れることも多く、驚かされます。

カメラ自体の質感・デザインであったり、今ではあまりお目にかかれないものがあります。貴重なカメラ?かもしれませんね。

この縦長のデザインは、人それぞれの好みがあるのではっきりと分かれそうですね。個人的には嫌いじゃないです。


総じて、まだまだ現役で使えそうな印象を持ちました。

その他

製品情報(富士フイルム HP「ニュースリリース」)


FinePix4800Zの主な仕様」(富士フイルム HP)

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購入情報(自身購入時の情報及び販売店サイトへのリンク)

購入日時
平成15年 頃
購入場所
近所の家電量販店
購入金額
約 20000

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