東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G平成27年 8月 25日 作成

00372

概略

東芝が製造・販売している、無線LANを搭載した容量8GB・スピードクラスClass10 SDHCメモリカード「FlashAir W-03」の製品レビューです。

「FlashAir」はバージョンアップを繰り返し、本製品で3世代目(W-03)となります。

製品パッケージ及び概観写真

東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_01
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_02
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_03
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_04
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_05
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_06
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_07
東芝 FlashAir W-03 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB SD-WE008G 画像_08

簡易製品仕様

メーカー名 東芝
型番 SD-WE008G
容量(GB) 8
ユーザ領域(GB) 約 7.2
インターフェース SDインターフェース規格準拠
スピードクラス Class 10|電源電圧(V)
動作環境 温度:-25~85℃
相対湿度:RH=95%(温度:25℃、結露しないこと)
対応規格 IEEE802.11b/g/n (2.4GHz SISO、20MHz)
変調方式 DSSS/CCK (1、2、5.5、11Mbps)、OFDM (6~72.2Mbps)
無線セキュリティ WEP、TKIP、AES (WPA/WPA2)
無線QoS EDCA (WMM)
備考 RoHS適合
生産国 日本

製品の特徴

FlashAirは いつでも どこでも 撮ったその場で感動をシェアできるSDメモリカードです。

FlashAirを使えば デジタルカメラをケーブルにつながなくても カードをカメラから取り出さなくても 撮った写真を手軽にシェアできます。

いつでも、どこでも、その場でつながる、共有できる!

その場でシェアできる!

デジタルカメラで撮影した写真を最大7台のスマートフォンやタブレットに同時に転送可能。パーティーや旅行先など、その場で思い出をシェアできます。

どこでも使える!

3G/4G/LTEの通信網やWi-Fiのアクセスポイントがない場所でも簡単にデータをシェアできます。使う場所を選びません。

写真を大画面で確認!

デジタルカメラで撮影した写真をタブレットに転送して大きな画面ですぐにチェックできます。カメラのバックモニターでは確認しづらいピントチェックにもおすすめです。

一括で写真が取り込める! FlashAirドライブ

SD-WEシリーズなら、FlashAirのファイルがネットワークドライブ上で見えるFlashAirドライブ(WebDAV)に対応。写真やファイルを複数選択、もしくは一括でパソコンに取り込むことができます。

引用元:http://www.toshiba-personalstorage.net/product/flashair/index_j.htm

使用所感

バージョンアップ内容

★ 「FlashAirドライブ」機能を追加 ★

WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)」に対応し、「FlashAir」のファイルをネットワークドライブ上で見る事が出来る。

※従来製品は、Webブラウザ上で一つずつ選択してコピーする必要がありましが、新商品では「FlashAir」をデジタルカメラ等の機器に入れたまま、PCのOS標準搭載ファイル管理ソフトウェア(Windows:エクスプローラー、Mac:Finder)を使用して、一度に複数ファイルをコピーすることが可能に。

★「フォトシェア機能」の強化 ★

特定の日付の写真のみを、他の人に公開することができる機能。

※従来製品は、写真をシェアする側もされる側も、「FlashAir」公式アプリではなく、Webブラウザを用いて「FlashAir」と通信を行う必要がありましが、無料配信している公式アプリの最新版をダウンロードして使うことにより、アプリからも簡単にフォトシェア機能を利用できるように。


引用元:http://toshiba.semicon-storage.com/jp/company/news/news-topics/2015/03/memory-20150313-1.html(東芝 ニュースリリース/トピックス より)

使用感

まずは本SDカードのベンチマーク結果を記載します。

ベンチマーク結果(「CrystalDiskMark 3.0」を使用)

読み込み速度 [MB/s] 書き込み速度 [MB/s]
シーケンシャルアクセス 18.97 12.21
ランダムアクセス 512k 15.68 1.857
ランダムアクセス 4k 2.676 0.349
ランダムアクセス 4k(QD32) 2.595 0.388

※計測回数=5回、計測データサイズ=100MB

※シーケンシャルアクセスとは「連続した領域に対しての読み書きの速度」、ランダムアクセスとは「分散した領域に対しての読み書きの速度」。


「FlashAir」は本製品で第3世代品となるのですが、第1・2世代品共に使用してきました。

第1・2世代品共、Wi-Fi転送速に関して多少不満はあるものの、大変使い勝手が良く、現在も愛用しています。

なもので、新製品も試すしかない?と思い購入した次第です。


「FlashAir」の外観。

SD-WE008G 外観

本世代より「FlashAirドライブ」なる名称で、「WebDAV」に対応した事により、OS標準搭載ファイル管理ソフト(エクスプローラー)から復数ファイルをダウンロード出来る様になった事が一番の改良点の様ですが、第1・2世代品共にアドオンやソフトウェアを使用する事で、複数枚または一括でファイルのダウンロードが可能だった事もあり、あまり魅力的には感じませんでした。

とは言え、OS標準搭載ファイル管理ソフト(エクスプローラー)からのダウンロードの使用感・利便性が気になったのも正直なところです。


で、早速「FlashAirドライブ」を試してみました。


ここで問題が発生!!

FlashAir設定ソフトウェア「FlashAirTool」のバージョン3.00以降をインストールしなくては初期設定(FlashAirドライブ設定)が出来ないのですが、自分が自宅で使用しているOSが未だに「Windows XP」で、「FlashAirTool」が「Windows XP」には対応しておらず、インストールすら出来ない状況です。(未だに「Windows XP」を使用している方が一番問題なのでしょうが。)

よって、「FlashAirドライブ」が使えないという状況に...。


「Windows 10」が販売された事もあり近々にバージョンアップを予定しているので、とりあえずそれま...悲しいですが、「FlashAirドライブ」の機能はお預けとなりました。


以上の事より、「FlashAirドライブ」の検証・確認が出来ませんでが、東芝パーソナルストレージ のHP内に「FlashAirドライブ」の使い方等々が記載されていますので、そちらを参照されますと、流れが解って頂けると思います。(特段難しい操作等も無く簡単に設定出来そうです。)

「FlashAirドライブ」(WebDAV)の使い方について (東芝パーソナルストレージ HP内)


とりあえず、第1・2世代品と同様の使い方として、ブラウザからの画像閲覧・ダウンロードは可能な様なので、検証・確認を実施してみました。(ブラウザは「Mozilla Firefox 40」を使用。)

ネットワーク接続は第1・2世代品と同様な為、詳細は省略します。


ネットワーク接続をし、ブラウザを立ち上げ「http://flashair/」へアクセスすると、下記画面が表示されます。【START】ボタンをクリックします。

SD-WE008G ブラウザ画像閲覧手順 1

ネットワーク設定画面に移行しますので、SSID及びPASSWORDを入力し、【OK】ボタンをクリックします。

SD-WE008G ブラウザ画像閲覧手順 2

画像収納フォルダ「DCIM」が表示されますので、クリックします。

SD-WE008G ブラウザ画像閲覧手順 3

さらに、画像収納フォルダ「DCIM」内のサブフォルダが表示されますので、画像収納されているフォルダ(各デジカメにて名称が異なってきます。)をクリックします。

SD-WE008G ブラウザ画像閲覧手順 4

すると画像及び動画ファイル一覧が表示されます。

SD-WE008G ブラウザ画像閲覧手順 5

結果、第1・2世代品と同様の操作手順及び操作性でした。


気になっていたWi-Fiの転送速度に関しては、実際測定を行ってみると、平均転送速度で「約 0.8MB/sec」という結果でした。(環境によって前後するとは思いますので、参考までに。)

Wi-Fiの転送速度を計測するのに使用したソフト(FireFoxアドオン)は「DownThemAll!」で、その時の動画が下記となります。

※「DownThemAll!」は、第1世代品では画像・動画の一括ダウンロードが出来ましたが、第2世代品では動画は可能ですが、画像の一括ダウンロードが不可能となりました。本第3世代品も同じく動画のダウンロードのみ可能となっています。


【Wi-Fiでの転送速度測定動画キャプチャ】

因みに、本「FlashAir」は下記デジタルカメラにて動作確認を実施し問題無く動作しました。

  • キヤノン コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX160IS
  • ペンタックス デジタル一眼レフカメラ「K-50

総評

一番試したかった「FlashAirドライブ」が今回検証出来ず、残念でした。

次回へのお楽しみとしてとっておきます。


第1・2世代品と同様のブラウザからの画像閲覧・ダウンロードに関しては、使い勝手やWi-Fi転送速度共々、同等品である様に感じました。


製品自体は、使い勝手も良く大変良い製品だと思います。


- 追記 平成27年(2015年)9月16日 -

DownThemAll!」にて、本第3世代品は一括ダウンロードが出来ないと記載しましたが、一括ダウンロードが出来ないのは「.jpg」ファイルのみで、一眼レフカメラのRAW(手持ちのPENTAX K-50では拡張子「.DNG」)は一括ダウンロード出来ました。

基本的にFlashAirの画像表示はスクリプトを利用している様で、「.jpg」ファイルはブラウザ上で画像表示が出来るのに対して、RAWファイルはブラウザで画像表示・展開が出来ず その為、ファイルをリンクするだけの仕様となっています。これが起因してか、一括ダウンロードが出来る様になっています。

しかし、RAWフォーマットファイルはサムネイル画像すら表示されない状態で、ファイル名のみ表示となっています。ファイルサイズも20MBと大きく、一括ダウンロードすると時間も掛かるので、あまり実用的ではないと感じました。


また、フリーソフトの「FlashAirGet」では、第2世代品(W-02)同様に使用する事が出来ました。

その他

製品情報(東芝パーソナルストレージ HP)


動作確認機器一覧(東芝パーソナルストレージ HP)


FlashAir 連携アプリ一覧(東芝パーソナルストレージ HP)


FlashAir デベロッパーズ(株式会社フィックスターズ HP)

最後までお読み下さり ありがとうございました。記事はここ迄です。

尚、本記事は作成から「5年以上」経過しています。

記事作成当時と現在の状況等により内容が適切でない場合があります。また、リンク切れが生じている場合もあります事を予めご了承下さい。

お気に入りに登録しますとお気に入り記事を一元管理でき、再度閲覧したい場合等 容易に記事を探し出す事ができますのでご活用下さい。

下段にはコメントを掲載しております。

広告バナー

購入情報(自身購入時の情報及び販売店サイトへのリンク)

購入日
平成27年 8月 頃
購入場所
Joshin web(楽天)
購入金額
3380

SD-WE008G【税込】 東芝 無線LAN搭載SDHCメモリカード 8GB Class10 Flash Air [SDWE008G]【返品種別A】【送料無料】【RCP】

※上記検索リンクは「FlashAir W-03」を検索ワードに設定

コメント

頂いたコメントを下記に掲載しております。更に下部にはコメント投稿フォームを設けております。

注意事項を確認・了承した上、コメント投稿お願いいたします。

注意事項に該当するコメントにつきましては、事前告知なしに投稿したコメントの削除を行う場合があります。

予めご了承下さい。

  • 記事内容と無関係なコメント
  • 公序良俗に反するコメント
  • 個人情報や法令違反を含むコメント
  • その他、管理者が不適切と判断したコメント

現在 頂いているコメントはありません

返信先(コメント管理番号)コメントに対し返信する場合のみ
お名前・ハンドルネーム2~32文字内で入力下さい
メールアドレス公開される事はありません
電話番号半角数字+ハイフンで入力下さい
コメント全角500文字内で入力下さい