共通コンテンツ(コード)を外部ファイル化し、読み込み利用する平成30年 1月 9日 作成
概略
HTML・PHPを作成しページが増えて行くとヘッダー部・フッター部といった共通利用部分の作成において、作成するだけならコピペ操作で容易なのだが、修正となるとページ毎に修正を加えなくてはならなくなり大変。
そこで、ヘッダー、フッターといった共通利用部分を外部ファイル化し、利便性・メンテナンス性向上を図る。
手段
共通部分のソースコードを別のPHPファイルとして保存する。
呼び出し元のファイルに読み出し用の関数を記載する。
上記2工程で当初の目的は達成できるが、読み出し方法には複数あり用途が異なるので、詳細を下記に記載。
実装方法
読み込み方法・使用する関数
- include読み込みに失敗した場合、後にづつく処理も続行する。
- require読み込みに失敗した場合、後にづつく処理は停止する。
- include_once同ファイルが指定された場合、一度だけ読み込む。読み込みに失敗した場合、後にづつく処理も続行する。
- require_once同ファイルが指定された場合、一度だけ読み込む。読み込みに失敗した場合、後にづつく処理は停止する。
呼び出し元のファイルへの記述方法。
「include」記述例
<?php include("sample.php"); ?>
「require」記述例
<?php require("sample.php"); ?>
「include_once」記述例
<?php include_once("sample.php"); ?>
「require_once」記述例
<?php require_once("sample.php"); ?>
呼び出されるファイル「sample.php」。
<h1>メインタイトル</h1> <!-- コンテンツ -->
上記「include」・「require」関数には相対パス・絶対パスが使える。
下記の様なディレクトリ構造時で「second.php」 から「header.php」インクルードする場合。
- index.php
- common
- module
- header.php
- footer.php
- module
- about
- second.php
絶対パス例
<?php // ドキュメントルートと組み合わせて使う $root = $_SERVER['DOCUMENT_ROOT']; include($root."/common/module/header.php"); ?>
相対パス例
<?php // 「__DIR__」を使用し「include」・「require」を記述するファイルからの相対パスで指定 include(__DIR__."/../common/module/header.php"); ?>
考察
作成したHTML・PHPファイルの共通部分の外部ファイル化による利便性・メンテナンス性向上した。
通常ファイル等の読み込みは「include()」、確実に読み込ませなくてはならない重要場面等においては「require()」と、使い分けが必要なのかな。 読み込み指定を間違わないことが一番。
多くのページで対象ファイルを読み込み場合においては、修正を行う場合、そのファイルのみの修正で全ファイルの修正が可能となり、利便性・メンテナンス性が向上した。
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