ZipArchiveクラスを使用したファイル圧縮・解凍平成30年 12月 5日 作成
概略
PHP5.2以降で使用可能となった「ZipArchiveクラス」を利用してファイル圧縮・解凍を行える様に。
手段
「ZipArchiveクラス」を使用。
実装方法
ファイルの圧縮(zipファイル作成)手順
- インスタンス後、ZIPファイルをオープン(作成)する。
- 圧縮したいファイルをオープン(作成)したZIPファイルに追加・圧縮をする。
ファイルの解凍手順
- インスタンス後、ZIPファイルをオープンする。
- 指定した解凍先ディレクトリにファイルが解凍される。
jpgファイル2点を圧縮する例を記述。
<?php // 判定用フラグ $flag = 0; // ファイル名に付加する為の現在時刻取得 $time = date("YmdHis"); // 圧縮するファイルの配列 $files = array("sample_01.jpg", "sample_02.jpg"); // 保存するZIPファイル名 $filename = "パスを含む任意のファイル名-".$time.".zip"; // インスタンス $obj_zip = new ZipArchive(); // ZIPファイルをオープン 「ZipArchive::CREATE」アーカイブが存在しない場合に作成 $result = $obj_zip->open($filename, ZipArchive::CREATE); // zipファイルのオープンに成功した場合 失敗した場合にはエラーコードを返す if($result === true){ foreach($files as $file){ // 日本語ファイル名等により文字化けする場合の対策 // $file = mb_convert_encoding($file, "sjis", "utf-8"); $file = "ファイルパス".$file; //「addFile」ファイルを追加 if(!$obj_zip->addFile($copy_to)){ $flag = 1; } /* ▼ ファイルをコピー後に圧縮する場合 ▼ // 圧縮時のフォルダ構造を変えたい場合等に便利? $file = mb_convert_encoding($file, "sjis", "utf-8"); $copy_to = "../../file_data/".$file; copy("../../img/content/sample/".$file, $copy_to); if(!$obj_zip->addFile($copy_to)){ $flag = 1; } ▲ ファイルをコピー後に圧縮する場合 ▲ */ } // ZIPファイルをクローズ $obj_zip->close(); /* ▼ ファイルをコピー後に圧縮した場合 ▼ // コピーファイルを削除 close()の後に削除する foreach($files as $file){ unlink("../../file_data/".$file); } ▲ ファイルをコピー後に圧縮した場合 ▲ */ }else{ echo 'Error Code:'.$result; $flag = 1; } if($flag == 0){ echo 'zipファイルの作成に成功しました'; }else{ echo 'zipファイルの作成に失敗しました'; } ?>
上記で作成した圧縮ファイルを解凍する。
<?php // 判定用フラグ $flag = 0; // ZIPファイル $filename = "ファイル名を含むファイルパス"; // 解凍先ディレクトリ $to = "ディレクトリ名"; // インスタンス $obj_zip = new ZipArchive(); // ZIPファイルをオープン $result = $obj_zip->open($filename); if($result === true){ // ZIPファイル内の全てのファイルを指定した解凍先に展開する $obj_zip->extractTo($to); $obj_zip->close(); }else{ echo 'Error Code:'.$result; $flag = 1; } if($flag == 0){ echo 'zipファイルの解凍に成功しました'; }else{ echo 'zipファイルの解凍に失敗しました'; } ?>
ファイルを解凍せず中身を確認する方法
<?php $flag = 0; // ZIPファイル $filename = "ファイル名を含むファイルパス"; // 解凍先ディレクトリ $to = "ディレクトリパス"; // インスタンス $obj_zip = new ZipArchive(); // ZIPファイルをオープン $result = $obj_zip->open($filename); if($result === true){ // ファイル数をカウント $num_files = $obj_zip->numFiles; for($i=0;$i<$num_files;$i++){ // インデックスを使用してエントリの詳細情報を取得 $stat = $obj_zip->statIndex($i); // name情報のみを取得 $names[] = $stat['name']; } $obj_zip->close(); }else{ echo 'Error Code:'.$result; $flag = 1; } if($flag == 0){ print_r($names); }else{ echo 'zipファイルの展開に失敗しました'; } // 結果 Array ( [0] => パス/sample_01.jpg [1] => パス/sample_02.jpg ) ?>
考察
ZipArchiveクラスを使用するにあたっては、phpクラス・オブジェクトについての知識がないと少し理解しづらいかもしれない。
複数の画像が表示されているwebページにて、フォームのチェックボックス等からの送られてきたファイルをまとめて圧縮する等で活用が見出せそう。
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