配列内の空要素を削除する方法令和2年 5月 2日 作成
概略
「array_filter関数」を利用して、配列内の空要素を削除する
手段
「array_filter関数」を使用。
「array_filter関数」はコールバック関数を使用して配列の要素をフィルタリングする関数です。
実装方法
構文
array_filter(対象配列, コールバック関数, mode[オプション パラメーター])
サンプル 1:コールバック関数無し
<?php $list = array('apple', 'orange', '0', 0, '', null, false, 'remon'); $result = array_filter($list); ?> // 結果 var_dump($result); array(2) { [0]=> string(5) "apple" [1]=> string(6) "orange" [6]=> string(5) "remon" } コールバック関数を指定していない場合[空の要素]・['0']・[0]・[null]・[false]値がフィルタリング(排除)される (PHPの型変換で[falseに]なるものは全部排除される)
サンプル 2:コールバック関数を指定しフィルタリング(排除)する要素を明確に決める
<?php $list = array('apple', 'orange', '0', 0, null, false, 'remon'); function myfilter($val){ return (!empty($vl) && $val !== '0' && $val !== 0 && !is_null($val)); } $result = array_filter($list, 'myfilter'); ?> // 結果 var_dump($result); array(2) { [0]=> string(5) "apple" [1]=> string(6) "orange" [6]=> string(5) "remon" }
第三引数のmode[オプション]にて、コールバック関数に[配列のキー][配列の値とキーの両方]を送るのかを指定することができる。
【ARRAY_FILTER_USE_KEY】:配列のキーだけをコールバック関数の引数として渡す
【ARRAY_FILTER_USE_BOTH】:値とキーの両方をコールバック関数の引数として渡す
サンプル 3:第三引数を指定
<?php $list = array(0 => 'apple', 1 => 'orange', 2 => 'remon'); function myfilter($val){ return ($val <= 1); } $result = array_filter($list, 'myfilter', ARRAY_FILTER_USE_KEY); ?> // 結果 var_dump($result); array(2) { [0]=> string(5) "apple" [1]=> string(6) "orange" }
考察
フィルター条件を思いのままに作成できるので汎用性がとても高く、利用する機会も増えそうです。
第三引数を指定すればさらに高度なフィルタリングを行うことが可能です。
注意点
第三引数のmode[オプション]が使用できる環境は PHPバージョン5.6.0 以降。
ARRAY_FILTER_USE_BOTHを指定した場合、値とキーの両方が送られるので、コールバック関数の引数も必ず2つ。第一引数に配列の「値」、第二引数に配列の「キー」となります。通常配列の「キー => 値」と逆になる点に注意が必要です。
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