XAMPP使用のローカル環境下でBasic認証を行うには令和3年 1月 28日 作成
概略
XAMPP使用のローカル環境下においては「.htaccess」・「.htpasswd」のファイルを作成・設置するだけではBasic認証はどうもできないようで(IDとパスワードを入れても同じ入力画面が繰り返される)その対応策を備忘録として記録する。
手段
XAMPPでBasic認証を使う際は「htpasswd.exe」を使用し「.htpasswd」ファイルを作成する。
実装方法
.htpasswd ファイルの生成
コマンドプロンプト画面において下記コマンドを入力・実行。
Cドライブ直下にインストールXAMPPがインストールされている事を前提として記載。
c:¥> htpasswd.exeへの絶対パス コマンド 保存場所への絶対パス ユーザ名[ID] c:¥> c:¥xampp¥apache¥bin¥htpasswd -c c:¥xampp¥apache¥bin¥.htpasswd admin
パスワードは確認用を含め2回入力求められきます。
New password: ******** Re-type new password: ******** Adding password for user admin
すると指定したディレクトリ内に「.htpasswd」ファイルが生成されます。そのファイルを自分の使用する場所へ移動させます。
上記コマンドについて:
コマンド | 説明 |
---|---|
-b | パスワードを対話式入力ではなくてコマンドライン引数として指定できるようにします |
-c | 新しいパスワードファイルを作成します もし同名のパスワードファイルがすでに存在する場合は既存の内容が削除されます |
-d | パスワードをファイルに書き込む際CRYPTでハッシュします |
-m | パスワードをファイルに書き込む際MD5でハッシュします |
-n | どのような結果になるかのみを標準出力して終了します パスワードファイルを変更しません |
-p | パスワードをファイルに書き込む際ハッシュしないでプレーンなテキストのまま書き込みます |
-s | パスワードをファイルに書き込む際SHAでハッシュします |
.htaccessファイルの作成
<Files ~ "^\.(htaccess|htpasswd)$"> Deny from all AuthUserFile 絶対パス.htpasswd AuthGroupFile /dev/null AuthName "Please enter your ID and password" AuthType Basic require valid-user
htaccessファイル各項目に対して:
AuthUserFile | .thpasswdファイルの設置場所[絶対パス] |
---|---|
AuthGroupFile | Basic認証はユーザー毎の認証の為必要なし。指定無しと言う意味で /dev/null と記載。 |
AuthName | 画面に表示されるテキスト |
AuthType | 認証方式 |
require valid-user | 認証ユーザーにアクセスを許可すると言う意味 |
絶対パスにつて:
下記内容のphpファイルを作成します。それを「.htpasswd」等の対象ファイルのあるディレクトリと同階層配置し実行すると該当ファイルの絶対パスが表示されます。
<?php echo __FILE__; ?>
考察
テスト環境でBasic認証を試したい場面も出てくると思うので、知っておくとよいかもしれませんね。
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