PHPヘッダ関数に関して令和3年 1月 30日 作成
概略
HTTPによるリクエスト(要求)・レスポンス(応答)時の情報を定義する為のもので、header関数を使うことで生のHTTPヘッダを送信することができる。
手段
header関数は通常のHTMLタグまたはPHPからの出力にかかわらず全ての出力の前にコール(記述)する。
実装方法
構文
header(ヘッダ文字列, オプションパラメータ, レスポンスコード);
記述例
// HTMLファイル header('Content-Type: text/html; charset=UTF-8'); // JSONを出力するとき header('content-type: application/json; charset=UTF-8');
Content-typeヘッダでは送信文字コードを知らせることができる。下記では「UTF-8」で書かれていることをブラウザ伝えている。
使用例 1
PHPを介して対象ファイルをダウンロードさせる方法。
<?php // ダウンロードする対象ファイル $file = '/img/sample.jpg'; // HTTPヘッダ設定 header('Content-Type: application/octet-stream'); // .zip .txt 等々のファイルも考慮し header('Content-Length: '.filesize($file)); header('Content-Disposition: attachment; filename='.$file); // ファイルを読み込んで標準出力に書き出す readfile($file); ?>
使用例 2
PHPを介して対象画像データを表示させる方法。
// HTMLファイルの中身 <img src="test.php" alt="***" width="***" height="***" /> // [test.php]ファイルの中身 <?php header("content-type: image/jpeg"); // ファイルを読み込んで標準出力に書き出す readfile('img/sample.jpg'); ?>
使用例 3
指定したページへリダイレクトさせる方法。
<?php // サイトトップページへ header('Location: /'); exit(); // 他のサイトへ header('Location: https://www.google.com/'); exit(); ?>
考察
忘れないように少しまとめてみましたが、header関数を使用してさまざまな処理を行う事ができる事の再確認ができた。
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