PHP 正規表現の繰り返しを表現する指定量子について令和3年 3月 9日 作成
概略
PHPの正規表現の繰り返しを表現する指定量子において、いつもこんがらがるので備忘録も兼ね記事にしておく。
各指定量子について
量指定子とは直前の要素を何回繰り返すのかという指定する特殊文字の事を言います。
下表はその指定量子について説明したものです。
指定量子 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
? | 直前の要素が0か1回繰り返された場合にマッチ | https? → http・https 等にマッチ |
* | 直前の要素が0回以上繰り返された場合にマッチ | go*d → gd・god・good 等がマッチ |
+ | 直前の要素が1回以上繰り返された場合にマッチ | go+ → god・good・google・gooooo 等がマッチ |
{n} | 直前の要素を n回 繰り返す | abc{2} → abcc はこのパターンにマッチ |
{n,} | 直前の要素を n回以上 繰り返す | abc{2,} → abcc・abccc 等がこのパターンにマッチ |
{m,n} | 直前の要素を m回からn回まで 繰り返す | abc{3,5} → abccc・abcccc・abccccc はこのパターンにマッチ |
因みに下記は同じ意味。
* = {0,}
+ = {1,}
? = {0,1}
実装方法
量指定子は通常”最長の繰り返し”にマッチする仕様になっています。
【正規表現】
あれは.+だ
【対象文字列】
あれは犬だ あれは猫だ あれは宇宙人だ
【マッチする文字列】
あれは犬だ あれは猫だ あれは宇宙人だ
最長一致 preg_match関数を利用した実際のコード記述例
<?php $text = 'あれは犬だ あれは猫だ あれは宇宙人だ'; $pattern = '/あれは.+だ/'; $result = preg_match($pattern, $text, $matches); if($result){ echo 'マッチしました'; }else{ echo 'マッチしませんでした'; } var_dump($matches); // 表示結果 マッチしました array(1) { [0]=> string(57) "あれは犬だ あれは猫だ あれは宇宙人だ" } ?>
量指定子が最長を探してしまうから「あれは犬だ」でマッチしない。
「あれは犬だ」でマッチさせたい場合が最短一致となる。
最短一致させたい場合は、量指定子の直後に【?】を付加し【+?】と記述する事で可能となる。
【正規表現】
あれは.+?だ
【対象文字列】
あれは犬だ あれは猫だ あれは宇宙人だ
【マッチする文字列】
あれは犬だ
最短一致 preg_match関数を利用した実際のコード記述例
<?php $text = 'あれは犬だ あれは猫だ あれは宇宙人だ'; $pattern = '/あれは.+だ/'; $result = preg_match($pattern, $text, $matches); if($result){ echo 'マッチしました'; }else{ echo 'マッチしませんでした'; } var_dump($matches); // 表示結果 マッチしました array(1) { [0]=> string(57) "あれは犬だ" } ?>
考察
忘れないようにしたい。
最後までお読み下さり ありがとうございました。記事はここ迄です。
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